望郷恋唄

やけで煽(あお)った 屋台の酒の
ラベルで故郷(ふるさと) 思い出す
ハァー 相馬恋しや 妙見様よ
でかい土産の 話も無いが
夢で今夜は 帰りたい

花は相馬で 実の成る伊達(だて)に
残したおふくろ 気にかかる
ハァー 相馬恋しや 野馬追い祭り
小窓とおした 夜汽車の音が
子守歌です 酔った夜は

くにの訛(なま)りを 忘れぬうちに
帰って会いたい 女(ひと)がいる
ハァー 相馬恋しや 松川浦よ
今もひとりで いるならきっと
鶴と亀とを 連れて行く
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