シトラス

夢みたいに醒めたこの時と 嘘みたいに晴れた青い空
忘れる事の出来ない君は 今でもずっと僕を照らす光となっているよ

太陽がジリジリと照りつける 退屈な昼下がり
雨上がりの水たまりに反射する ありふれた日常
コントロールを失った紙飛行機は 風に揺られてどこかへ消えた
あの日見た空の色は まるであの日あの場所の僕らみたいだね
覚えているかい?

今日も昨日も多分明日だってさ 転んで躓いて失敗ばっかり
泣いて笑って傷もつけあったね 思い返せば全てが大切だった
ずっと 変わらぬままでいよう

夢みたいに醒めたこの時と 君みたいに晴れた青い空
果たせないままの約束が 今でも心の奥で渦巻いてる
過ぎ去った時の中に置いてきた 空みたいに笑った君の顔
あの日とは違う空を見上げるたびに 何故かあの日の君を思い出す

風に揺られ消えてしまったのは 紙飛行機だけじゃなかった
まさかあの日が最後で 二度と会えないだなんて思いもしなかった
やっぱりずるいね

何だって何時だって誕生日だってさ 君は僕のいつも一歩先
泣いても笑っても人生は一度きり それじゃあ余りにも早すぎるだろう?
ずっと 側で笑っていて欲しかった

二度と戻れない 『戻ることはないよ』
君を忘れない 『僕も忘れないよ』
いつまでも 『いつまでも』 終わることなく
僕らの未来は続いてゆく約束だろう? また巡り逢おう

忘れないって泣いたあの時と 嘘みたいに笑った君の顔
この先も叶わないはずの約束を 今でも心の奥で叫んでいる
過ぎ去った時の中に置いてきた 思い出は胸にしまったまま
君だけがいない世界に あの日と同じ太陽が僕に煌めいた
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