卒業式の唄

卒業式の夜に
茶色い髪の少年は
だれもいない 校舎に
一人

叩き壊したガラス窓
隙間から見えた夜空が
きれいすぎて 涙が
あふれでた

ガキの頃 夜空からこぼれた
流れ星欲しくて あるきつづけたこと思い出した

つかめなくても
とどかなくても
さわれなくても
追いかけていたい

私が決めたこの道を
よそみをせずに 走りなさい
夢を忘れた 大人(あいつ)の
口癖

言いたいことも言わずに
やりたいことも我慢なんて
胸にえがいた 想いも
さめちまう

別に俺 すさんじゃいねぇ
他の奴とちょっと違うってことが いけないの

つかめなくても
とどかなくても
さわれなくても
追いかけていたい

ガキの頃 きれいだと感じた
星のかがやき今も変わらず 輝ってる

つかめなくても
とどかなくても
さわれなくても
追いかけていたい

あの頃の夢を
追いかけていたい
あの頃のままで
追いかけていたい
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