朝日のあたる家

ニューオリンズの片隅 盛り場は
あわれな娘らが 身を崩す
朝日のあたる家と 人は呼ぶ
ママが縫ったブルージーンズ 着てればよかった

恋した男は 呑んだくれのギャンブラー
笑顔を見せるのは 酒にひたる時
旅の果てについたのは 遠い遠い街の豚箱
妹に伝えて こうはならないで

片足は汽車に乗り 片足はプラットホーム
決めるのはオマエだと 委ねられる
私がついたのは ニューオリンズの
両手を広げた ママの家

私がついたのは ママの胸
抱かれたこの場所が 朝日のあたる家

朝日のあたる家
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