taboo

回る扇風機 乾く君の汗
髪を撫でながら 寝息 重ね

胸のかさぶたを 細くなぞる指
くちづけ 不意を刺し 声を奪う
さぁ 今 心を 剥がそう

good night このままずっと 眠れたら
世界中が忘れ去った この部屋で
求め合って 傷つけあって 他に何もいらないよ

遠くへ行きたいね 綺麗な星がいいね
そこからこの街を夢にみよう
夜明けが飲み込む前に

good night このままそっと 消えたいよ
世界中を騙しきって この部屋で
抱きしめあって くちづけあって それだけあればいいよ

正解と不正解をぼんやり考えていた
悲劇も喜劇もなんだか全部悲しく思えて
目に映る全ての出来事と記憶の中の点と点が繋がった先には
いつも 笑っている君がいるんだ

このままずっと
このままそっと

good bye さよならなんてもう 意味ないよ
昨日も今日も明日も未来も 過去になって
忘れてくって わかってるって それでも愛してるよ

遠く蝉の声 夏の終わり
×