おわりではじまり

伸ばしていた前髪は短かった
知らないピアスを刺していた
そりゃあれから随分経ったもんな

同窓会、そんな理由でも無いと会えない
その目にどんな風に映るかな
「何も変わってないね」って言われてしまうかな

いつかまたこうやって会えることを
待ち望んでいたはずなのに
目の前にしたら言いたいことより
涙が先に出た

あの日持って帰った荷物と
一緒に無くしてしまった思いを
今日は少しだけ思い出したりしないかな
好きだったあの笑顔と声は
変わってなくて嬉しかった
でもあの日、駅の最後を思い出してしまう

いつかまたこうやって会えることを
待ち望んでいたはずなのに
目の前にしたら言いたいことより
涙が先に出た
きっとあの時には戻れないぐらい
ふたりは変わってしまったのだろう
でもまた今日から新しいふたりで
始まったりしないかな
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