will

時間の中に有限の中に 全ては生きていて人もその通りで
その間ずっと夢に魘されて 命が終わるその時まで目を覚ますことはない

罪で積み上がったこの遊星の上で 理由もなく命を叫んでいる

その眼に光る輝きは 宿った赤い炎は
きみがきみだという証だから
どんな苦しみや痛みにさらされても
失われることはなく 煌めくだろう

激しく回る車輪は進まない
その真ん中に立っているのが自分だった
人は現象でしかなくていつかなくなってしまうけど
きみの意志だけは根を張り脈打つ

嘘で塗り上がったこの瓦礫の街で 確かに在るきみを歌っている

その耳に響くメロディは 鮮やかな音色は
きみの場所を示す合図だから
どんな憎しみや悲しみに惑っても
鳴りはためくその音が導くだろう

救いのないこの世界で意味も理由も曖昧なまま
そうさ ここにいたこと 生きていたこと
記していくんだ

凡ゆる時を超えて 繰り返される再生
その中で確かに息衝くモノ
たったひとつだけ確かなその心が
きみの中に生きられれば
その胸に刻まれれば

それだけでいい
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