自画像

冬の色が窓から消えて
春の色に染まっています
みんな想いコートを脱いで
街の中へ出て行きました
さて 私はどうかといいますと
小さなストーブ横に置き
自分の顔を描いています
何やらそんな気分です

はしゃぎたいと思っていても
なぜか急に出来ないのです
きっとそれは心に出来た
恋の傷がとめるのでしょう
さて どうするつもりといいますと
鏡をにらんでほほえんで
自分の顔を描いています
何やらそんな気分です

自分の顔を描いています
何やらそんな気分です
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