春雨

春雨に しっぽり濡るる鴬の
羽風に匂う 梅が香や
花にたわむれ しおらしや
小鳥でさえも 一筋に
ねぐら定めぬ 気はひとつ
わたしゃうぐいす 主は梅
やがて身まま 気ままになるならば
さあ 鴬宿梅じゃないかいな
さあさ なんでもよいわいな
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