夢に刺されて……

今も馬鹿騒ぎの 日々が聴こえる
嵐みたいに駆け抜け 生きていたあの頃

街のドアを開けて そして汚され
悔やし涙の数だけ 胸に刻んで来た

悲しみがたどり着く夜
飢えた目で 空に輝く
星が俺の神様だと 泣いた路地裏

夢が刺さるぜ この胸に
疾(はし)り続けろ 明日へと

仕事帰りの街 足を速める
叫びたいほど あの女(こ)の顔が優しかった

淋しさを振りきるように
呟いた 最後の言葉
“少年のまま生きてみて”と 遠い路地裏

時が刺さるぜ この胸に
疾り続けろ 明日へと

夢が刺さるぜ この胸に
疾(はし)り続けろ 明日へと
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