夜に溶けないように

夜に溶けないように
夜に消えないように
街灯の下だけ歩いた
午前二時を渡るためのチケットを
君の手の中、探してる

眩しい 街の明かりの海で
揺れてる 海月たち 背を向ける

足をとられる暗い砂浜を
ひとりで歩いていた
君が差し出した手を掴めば
時が開くの

夜に溶けないように
夜に消えないように
街灯の下だけ歩いた
午前二時を渡るためのチケットを
君の手の中、探してる

流れる 車たちのライトが
波打ち 僕たちを 囲んでいく

夜の魔法に滲んだ風景は
言葉よりも優しい
光の粒から頼りない夢 手
繰り寄せる

夜に溶けないように
夜と踊るように
月の灯りに僕は願う
午前五時の空見上げて白い息
強く手を握りなおす

夜に溶けないように
夜に消えないように
街灯の下だけ歩いた
午前二時を渡るためのチケットを
君の手の中、探してる

夜に溶けないように
夜と踊るように
月の灯りに僕は願う
午前五時の空見上げて白い息
強く手を握りなおす
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