無情

しめやかな宵の雨 水面が揺れる
酔いしれた心まで朧に映る

揺らぎ許さぬ意思と 側で寄り添う迷いが
思い睦ぶか否か 向かう先わからずに

夢の中の残像 日々の中の空虚
無情にも時は流れてゆくのに
響き渡る哀号 それとも彼の哀歌
無情にも時は流れてゆくだけ

欠けてゆく宵の月 もの憂く夜明け
物悲しい心には答ふ(いらう)こと無く

ふたつ惹かれ合うのに 落ち合うことは叶わず
想い焦がれた意味の 向かう先知りながら

夢の中の残像 日々の中の空虚
無情にも空は明るく遠くて
響き渡る哀号 それとも彼の哀歌
無情にも空は寂しく遠退く

夢の中の残像 日々の中の空虚
無情にも時は流れてゆくのに
響き渡る哀号 それとも彼の哀歌
無情にも時は流れてゆくだけ

ユメノナカノザンゾウ ヒビノナカノクウキョ
ヒビキワタルアイゴウ ソレトモカノアイカ
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