ノーワンダーランド

それは不完全な雨で
キミに届かないでいてよ
雨のカーテンコール抜けて
冬の朝のよう

遠くの空には涙に似た雪がきらめいて
いつも繰り返した ホテルの窓 今日は違っていた

ノーワンダーランドノーワンダーランド
君の声が近くで聞こえて涙を流す
ノーワンダーランドノーワンダーランド
指先に触れた
ノーワンダーランドノーワンダーランド

届かない手紙を書いた
向こう側の僕に向けて
あの日の雪を今溶かして
鍵は開けたままで

変わっていった世界 涙はもう 宙に帰ったの
「助けて欲しかった」言葉 風の鳥が届けるの

ノーワンダーランドノーワンダーランド
君が笑って つられて笑って何故か泣いていた
ノーワンダーランドノーワンダーランド
僕もいない部屋
ノーワンダーランドノーワンダーランド
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