呪いを背負って生きたいよ。

噛み付いては笑う
この世界のヤミが
例えようもないほどに瞬く

何も知らないまま
消えてくのもいいさ
何をそんなに望んでるの?

興味ない、なんて言わない
だけど縛られたくないんだ
そんな風に思ってしまうさ
どうしようもない、とりとめもない、
そもそも答えなんてあるのかな、なんて
なんて、ナンテ、「馬鹿みたいだよ」

愛、なんでも愛?
楽に片付けられるんじゃ
最深部までは届かない
表現できないこと
わかって、なんてね、
幼稚かな。

死ぬくらいなら生きたいよ。
星の無い世界でも
存在なんて儚い夢だったって
いいじゃないか
悪いジョークさ

呪いを背負って生きたいよ。
だからそんな目でさ
見ないでよ
見ないでよ
わかるでしょ
止まっている
あの日の時計を投げた

どうしようもないの
くだらない魔法はいらないよ
野ざらしのまま街に放ってる

通りすがる人は
画面ばかり惜しむ
「なんでもない。」を消費してる

何も無い、ナンニモナイ。
僕の心の中の声なんてもう
ミュートしていたい

いつだって、こんな風に
僕と君の中の何かを拒絶してる
それだけの事
救いもなく、針は振り切れたまま
文字列じゃ癒えなくて嗚呼
見えないバリア飲み込まれてく

死ぬくらいなら生きたいよ。
出口はなくっても
道徳なんて別々にあったって
いいじゃないか
ねぇ、理屈じゃない

呪いを背負って生きたいよ。
だからそんな顔で
泣かないで
泣かないで
わかるでしょ
止まってた
あの日が動き出すの

「なんでもない」言葉ばっか言ったって
どうしようもないなんて分かってるんだ
人生なんて一期一会ポーカー
どうしたって勝手だって OK
どうせならば輝いて見えるように
ねぇ、相対的な権利だって
この世界じゃ満たされても
腹ぺこだよ
「行かなきゃ」
「今すぐ。」

死ぬくらいなら生きたいよ。
この答え合わせは
存在なんて儚いものだったって
言える日までのお楽しみさ

呪いを背負って生き抜くよ。
だからどうかずっとさ
見ていてよ
見ていてよ
僕のこと
「愛してる。」
乾いた傷を撫でた
×