青い嫉妬

日に焼けた肌をして夏が
木陰からあの二人見せた
籐椅子に揺れている会話
キラキラと Jealousy を映し出す

彼女の名を口にしないで欲しい
いきなりただ憎んでしまうから

私は知らんふりで
帽子のつば押えた
だけど熱い風が吹くわ 二人へ
私は知らんふりで
軽くほほえんでいた
一人で飲む朝のジュースは
きっと苦いはずよ……

夏なんてキライだわ 私
心まで剥いでゆく季節
淡いという言葉などいつか
キラキラと青空に弾き出す……

彼女の名を口にしないで欲しい
いきなりただ憎んでしまうから

私は知らんふりで
ひまわりの葉をちぎる
だけど熱い風が吹くわ 二人へ
私は知らんふりで
あの人の名を呼んだ
それはただ 心の中の
出来事に終るわ……
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