紀州夜節

月のかげかよ 森木のかげかよ
忍び夜妻の 立つかげか
ンサテ キナドン

おまえ川の上 わしゃ川の下よ
書いて流せよ 思惑を

お門通れど 戸はたたかれなよ
うたの文句で さとらんせ

雪のちらつく 川面を見れば
残す妻子を 思いやる
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