水時計

あの日々懐かしい街角
あなたとよく来た この場所に
今年も春一番の風
おもかげ色空 あの頃のまま

青葉にそよぐ きらり木漏れ日に
微かに映る 懐かしい人達の影
遥か遠く

時を超えて また巡り会う
あの日交わした温もり
今もこの場所に宿して

あなたが描いた 足跡辿り
心置き去りの日々から
確かに道は続いていく

想い出 胸にしまい
今宵はもう帰ろう

待ち人犇めく水時計
あの頃あなたが 好きだった

恋唄今日も流れている
時は繰り返し 今僕もまた

広瀬の川 ゆらりせせらぎに
夢を語った 青春の人達の声
時めいてる

夜汽車に乗って また走り出す
窓辺に三日月星空
あなたが照らす道標

時の流れに 戸惑う日にも
迷わず進んでいくだろう
僕は独りではないから

さよなら愛しい街よ
ふるさと水時計

時を超えて また巡り会う
あの日交わした温もり
今もこの場所に宿して

あなたが描いた 足跡辿り
心置き去りの日々から
確かに道は続いていく

想い出 胸にしまい
今宵はもう帰ろう
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