男の峠

人を押しのけ 生きてるうちは
いい目に遭(あ)わぬさ いい目に遭えぬ
今を越えれば 越えるほど
きっと灯(あか)りも 拾えると
山のむこうの また山仰ぐ
男の峠

泣くも笑うも 人生なのさ
落ちたらそこから 這(は)い出るまでだ
どんな不器用な 男でも
歩む道には 嘘はない
一歩一歩の 足あと刻む
男の峠

お引き合わせの 縁(えん)そのものさ
人生遅咲き おまえと俺も
いいさこれでも 屋台骨
背負いきるとも 最後まで
明日(あす)に向かって おまえと越える
男の峠
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