光の蠱惑

春の雨が降り続き
僕らは少し眠り過ぎたみたい

夢の狭間から
天邪鬼が影を投げる

いつか来た湖の底に
橋が沈んでいるから ここで休もう

気づけば白い華奢な
君の腕が影を落とす

「夢の中へ誘う
足音は何色?」
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