失踪

穴の空いたそのときに
どっか飛んでって
僕は戻れなくなってここに浮いている
ここは窮屈な君のための理想郷
僕はそれすら思い出すことができない

秋の香り、僕は既にこの世の人ではないけど
君の香り、君が僕を思い出すことはないけど
好きさ

君はなんでも知ってるみたい
君はなんでも知ってるみたい
君はあのこと知ってるのかな
君はなんでも知ってるみたい

ぶすな金魚が腹の中で
退屈に絵を描いてた
いいところになって
余計な線を引いちゃったよ
君の家まであと100年
春の声かけがあるまで
前と口は閉じておくよ
もう意味ないことはできないけど
好きさ

君はなんでも知ってるのかな
君はなんでも知ってるのかな
君はあのこと知ってるのかな
君はなんでも知ってるんだろ

秋の香り、僕は既にこの世の人ではないけど
君の香り、君が僕を思い出すことはないだろうけど
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