夢ノイリグチ

でこぼこ道の途中で 電池の切れたからだ
アサガオの種がまたひとつぶはじけた

これは夢の入り口か 途切れた線路の先は
生まれるずっと前に来た道のようで

誰かが呼んでいる 僕の名前を
まぶしいよ ああ疲れたなあ 少し眠らせて

そうだ お前の重たい首輪も外してあげよう
そんな目をするな どこへだって行けばいい

靴はボロボロ穴があき 声もどこかに落とした
お前にゃ何にもやれるものがないんだ

誰かが呼んでいる 僕の名前を
まぶしいよ ああ疲れたなあ 少し眠らせて

これは夢の入り口か 音楽隊はうたう
白い花で顔をうずめて僕はいくよ

誰かが呼んでいる 僕の名前を
まぶしいよ ああ疲れたなあ 少し眠らせて

誰かが呼んでいる 僕の名前を
まぶしいよ ああ疲れたなあ 少し眠らせて
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