ゼウス

幼い頃思ったこと全てが思い通りにはならないってこと
知ったのはいつだっけ
好きな子に本気で嫌われた時だっけ
仲良くしたかっただけなのに

それでも拭えないのは脳内に巡り巡るこの全能感だろう
何度問われようと必ず報われる日が来ると信じて今日も時間を売るのさ
嗚呼 こんなとこで こんなとこで終わるはずないの

なのに なのに一人部屋の隅で
嗚呼 泣いた 泣いた 心がかぶれるまで
そして掻いて 掻いて 掻いて 抉り 抉り 抉った心の傷は
誇大な空想で埋めるだけ

幼い頃思ったこと全てが思い通りにはならないってこと
理解できなくて
好きな子に本気で嫌われたんだって
わからないことだらけさ
なあ本当の僕 今も空で見下してるから

これは これは 不幸のステージさ
そう 心 身体 縛られ マゾヒズムか?
そしてやられ やられ やられ 折られ 折られ 折られた僕の心を
死んだ時咀嚼し浸るのだろう

水平線まで不揮発メモリ
わからぬこと 謎は神の杜撰なところさ

悲しい 悲しい 一人部屋の隅で
これは これは 不幸のステージさ

僕は神様なのに なのに一人部屋の隅で
嗚呼 泣いた 泣いた 心がかぶれるまで
そして掻いて 掻いて 掻いて 抉り 抉り 抉った心の傷は
誇大な空想で埋めるだけか?

こんな こんな 幼さに絆され
嗚呼 全て 全て 本当の嘘にまみれ
そして 水も切れた心 カラカラになり
時が来たのさ 全知全能だったあの頃へ
×