綺麗なものだけ

置いてけぼりにされるような
焦りのような不思議と浮わついた感じ
君は覚えていないかな
そんなことはどうだっていいかな 冷たいな

さめたまま夢を見ているような
世界に二人しかいないような
今じゃもう過去の話

さよなら思い出す 風景は
綺麗じゃなくてどうするの
彩度が高い視界は
見たくなくたって思い出すな

思い出なんてつまらないし
理想の何かを二人で作ろう
夏の匂いにつられるがまま
生活を描けばいいんだ

君に追いつきたい勢いで
自転車を繰っていた
それでもどうしようもない
大人たちは自分たちの知る
現実の中だけで話をする

あの頃に今戻っても何もできない
後悔に似た感情はあるけど
今の自分でもどうしようも
ないことだから
儚くて
掴みようのないものでしょう
忘れられない
さよなら思い出す 風景は
綺麗じゃなくてどうするの
彩度が高い視界は
見たくなくたって思い出すな

思い出なんてつまらないし
理想の何かを二人で作ろう
夏の匂いにつられるがまま
生活を描け

さよなら言わないでおこう
そしたらきっと
将来あえるさ
早起きして
そこにいると分かれば
それでいい

思い出なんてつまらない
理想を二人でつくれ
夏の匂いにつられるがまま
生活を描けばいいんだ
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