夢の街

夢の中へ どこかの国へ
石畳の長い回廊
そこから眺める景色には
海の紺碧と空の水色
ただ見惚れていたのさ 言葉が語るのをやめた

人はまだ何も知らない
強がりでわかった顔して
この夢の街では 何もたくらまない

つまりはその 昔も明日も
僕の前に今はいないのさ
遠く揺れている幻を
切なく思ったり 苦しむことはない
ただ手渡されたその時間に 乗り込むだけで良い

風の通り道 空けておいて

人はまだ自由ではない
誰かの言うことを気にして

人はまだ何も知らない
強がりでわかった顔して
この夢の街では 何もこだわらない
×