霧の晴れ間に

朝露に濡れて 手紙が届く
名前も知らない心やさしい人

〈あなたの唄はあなた一人のものじゃない
唄はやめないで………〉

生き方を決めるのに
きっかけが必要なら
一つの言葉で思い切るも良いさ

僕の声はまだ小さいけれど
僕の足どりはたよりないけれど
坂道の向こうに青空がぬける
たどり着く日を今はただ思って

ギターに白い弦(いと)を
心には見果てぬ夢を

生きていくことがすれ違いならば
つかの間でも良いさ
微笑みあおう
×