よりみち

髪を撫でてる おまえの指を
そっとひきよせ その肩抱きしめた
遠いあの日の 切ない匂い
ゆれてこの胸 やさしくいやす
やっと気づいた いまさらに
おれの心のやすらぎ おまえだけ

そうさ夢さえ もたせてやれず
甘え過ぎてた おまえのその愛に
おれのせいだよ 哀しい別れ
何もせめずに その瞳(め)を濡らす
そんなけな気さ 愛しいよ
おれの心の置き場所 おまえだけ

違う幸せ あっただろうに
おれを信じて 待っててくれたのか
生まれ変わるよ 今日からきっと
ながいより道 してきたけれど
もう離さない 迷わない
おれの心のみちづれ おまえだけ
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