5センチ先の夢

もうどれくらい歩いて来ただろう。
それでもまだまだこの道は続いているんだ。

そう近道をしたこともあったけど、
いつでもそんな道の先は行き止まりだった。

あきらめないとね、決めたのなら。
あせらなくていい。ねぇ、そうでしょう?

私は5センチ先の夢をつま先立ちをしたまま、
背伸びをして見ている。ふらつきながら。

ホントは大丈夫じゃないクセに、
大丈夫なフリして見せたのは、
君の背中を押していたいから。

あきらめないなら、何回でも、
やり直せばいい。ねぇ、そうでしょう?

私が子供の頃に感じた辻褄合わせのような、
大人にはならないように今を生きてる。

いつでも挫けそうになった時、
折れてしまいそうになった時には、
君が“あの日の君”が見てるから。

私は5センチ先の夢をつま先立ちをしたまま、
背伸びをして見ている。ふらつきながら。

ホントは大丈夫じゃないクセに、
大丈夫なフリして見せたのは、
君の背中を押していたいから。
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