悲しき炎

そして 恋に落として落とされて
交わす口付け また次を願って

想い人(あなた)の姿
待ち焦がれては
芽を放つ 悲しき炎

好きよ好きよと伝えど 届かない心
何時か何時かの約束 忘れてないでしょう
虚ろな唇重ね 溺れた浪漫趣
青と紅蓮の焔が 二人を焦がすように

離れないでください 待ってください
愛してください (感じてください)
消せぬ想いは 蜷局を巻いて
旦那様(あなた)を締め付けるの

そして 愛し愛され裏切られ
其の背中 幻じゃあないでしょう
さらば 愛と憎しみの狭間で
燃ゆる口付け 嘘を灰に変えて

想い人(あなた)のすべて
呑み込めたなら
焼かれたい 悲しき炎

あれよあれよと献げど 止まらない浪漫趣
好き(ゼロ)か嫌い(イチ)かの答えが 瞼を焦らすように

恐れないでください 信じてください
顔を見せてください (停まってください)
旅の御守り はたまた逆鱗
情けないその足音
逃しませんから

どうして 愛した影は遠くまで
此の心 偽物じゃあないというのに

愛は憎しみを逆撫で
旅は道連れ 袖を爪に転身(か)えて

そして 愛し愛され裏切られ
其の背中 許すはずないでしょう
ならば もういいの もういいのよ
終わらせればいいの
燃ゆる口付け 嘘を灰に変えて

想い人(あなた)のすべて
呑み込めたなら
抱かれたい 悲しき炎

見つめています、聴こえています
其の心 嘘ではないですか?
×