掌の星屑

触れれば消えそうなほど儚く光る
星の声に耳を澄まして
全てを抱き締める日が あるのなら

この掌で照らせるもの
輝きだけ数えるように
夜は夢を見ていたい

考えることもなく 破壊だけ繰り返す
深く深く刻まれた心
何かを慈しめば 何かが崩れそうで
捨てられない剣をまた振るう

戦う為 傷付ける為ではなく
駆け抜けてみたいと
願う夜空 私を包み込む

触れれば消えそうなほど儚く光る
星の声に耳を澄まして
全てを抱き締める日が あるのなら

この掌で照らせるもの
輝きだけ数えるように
夜は夢を見ていたい

虚しさの奥底で 錆び付いた心から
ひとつひとつ剥がれゆく想い
在り方に囚われて 歪みさえ生まれた
機械のように剣をまた振るう

風になり どこまでも続く草原を
駆け抜けてみたいと
願う夜空 私を導いて

触れれば壊れそうなほど儚く光る
星の海に溶けた心で
全てを愛せる時が あるのなら

この掌で照らせるもの
輝きだけ数えるように
夜は空を見ていたい

静けさの中 独りきり
一つ星 見つめる瞳を閉じ
いつかの日を願う 私を今 灯す声

消えそうなほど儚く光る
星の声に耳を澄まして
全てを抱き締める日が あるのなら

この掌で照らせるもの
輝きだけ数えるように
夜は夢を見ていたい

消えそうなほど儚く光る
この掌で照らせるもの
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