黎明

夜明けは近い
声なき声に数多の命を灯して

―これは?

誰の宿命(さだめ)なのか
僕の罪悪(あやまち)なのか

月明かり彷徨い
帰らぬひとを探してる

「あぁ、涙も流れない。」

悲しみはもう終わりにしよう
数多の命を灯しながら
愛する者を守る力を
それが悪でも構わない

―そこは?

誰の世界なのか
僕の幻想なのか

はじまりひとつ宿しに行こう
重ねた魂(こころ)がひび割れてく
戦うことで救えるのなら
僕をやめても構わない
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