ひとりぼっちの海

一人ぼっちになっても 私は生きてゆけると
たしかめたくて 海を見に来た
あなたのくれた時計も 白い真珠の指輪も
ひとつ残らず 砂に埋づめて
あなたを忘れたいの 愛したままで
浜辺によせかえす さざ波のように
恋はいつも 生まれるけれど
浜辺によせかえす さざ波のように
恋はいつも消えていってしまう

季節はずれの砂浜 風もつめたい渚は
淋しすぎるの 悲しすぎるの
あなたとはなればなれで 生きてゆくには余りに
弱い女と 知っていながら
どうして さようならを 言ったのかしら
浜辺によせかえす さざ波のように
恋はいつも 生まれるけれど
浜辺によせかえす さざ波のように
恋はいつも消えていってしまう
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