この空を この空を あなたにも届けたい
繋いだ手 指差し見つけてくれたひこうき雲

初めてのごめんねは たぶん嘘がバレた時
あなたにはお見通し 悲しげな顔を覚えている

繊細な味付けで からだ気遣ってくれた
年々増える口数 気のせいじゃないだろう

伝えたい言葉とか 気持ちは沢山あるけれど
今は馴れ初めとか 夢を聞いてみたいかな
遠くなればなるほど近づく昨日があるように
どんなに転んでも あなたの手の中

白くなったその髭も 丸い背中も悪くない
棚から奪ったレコード 今でも最高さ

涙など見せないで 親を見送った姿は
かっこよかったぜと伝えればよかったかな
歩けば歩くほどに遠のく理想があるように
どんなに広げても あなたの手の中
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