バイバイゲーム

物言えば唇 寒し秋風
懐かしい傷跡が疼く夜更けに
「死にたい」と枕を濡らしてみても
次の朝になったら
お腹は“ぐう”と鳴る

君はどこで何してるかな
声かけたら現れるかな
そばにいれたら 変われてたかな
明日を見れたかな

「バイバイ」を繰り返して
何年 生きてく気でも
1秒先の君を探してる
倍々ゲームのように
全然 切れやしないんだよ
見限りごっこは下手くそみたいだ

公園のベンチで ひとりっきり
タバコに火をつけて
子供らはかくれんぼ 諦めて 浮浪雲
恨み辛み吐く朝も
うっすらと月浮かぶ夕暮れは
“あの人も幸せになれますよう”
願えるようになったよ

君はどこで何してるかな
時々くらい思い出すかな
そばにいれたら 変われてたかな
今を見てたかな

「バイバイ」を繰り返して
何回 目覚めようとも
誰かのための今日じゃなかったね
倍々ゲームのように
だんだん募ってく想い
見限りごっこはもうやめにしよう

もしも世界がまばたきをしたら
その隙にやり直そう

バイバイなんて言わないよう…

「バイバイ」を繰り返して
何回 目覚めようとも
誰かのための今日じゃなかったね
倍々ゲームのように
だんだん募ってく想い
見限りごっこはもうやめにしよう

もしも世界がまばたきをしたら
その隙にもう一度―

朝日が登る頃
どこかで君が笑っていたって
泣いてたってまだ怒ってたって
すれ違っても気づかないように
違う道を生きてゆこう
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