踊り子

煙った街を抜け
夜の後を追ってく
黒く茂る森に
飲み込まれないよう

遠くに見える明かり
幻かもしれない

声が響く

扉開けば 踊り子たちの輪
眩い光に 射抜かれ瞬く

見慣れた虚ろな顔
置き去りにして踊る

絡みついた声が消える

扉開けば 踊り子たちの輪
眩い光に 射抜かれ瞬く
足元に咲く 花の口が開く

飲み込まれぬよう 踊り続けてる
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