あたらしい生活

ルールも知らないまま 試合に出たような
あたらしい生活は しょっぱい世の中の
波を飲み込んで 辿り着いた無人島

「そっちはどうだい?」指先で打って
消しては打って でも送れなくて
バカな顔 自撮りして 送りつけてやるから

どうかしてると 笑ってくれ
悩みなんて 何ひとつないふりが
昔から俺らの 良いとこだったろう
忘れないでいような
思い通りに 行くことは
今までだって 一度もなかったから
今ここでくじける 理由もないさ
見上げた夜空の向こう

心配そうに「どうした?」なんて
マジに言うなよ 急に電話してきて
いや この鼻声は 花粉症だって
誰が泣いたりするかよ

お互いにもっと モテてたらきっと
こんな仲良くはないよな
顔見ればずっと ふざけてた日々は
胸の奥 吹き抜ける 青い春の風

どうかしてると 笑ってくれ
悩みなんて 何ひとつないのにさ
その声を聞いたら 弱音をなぜか
こぼしてしまいそうだよ
思い通りに 行くことは
今までだって 一度もなかったから
今ここでくじける 理由もないさ
カップ麺をすすって 見上げた夜空の向こう
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