アノカナタリウム

瞼かすめる ストロボの向こう
まばゆい夜空の続きを あの日
なぜか疑いもせず 信じられたの

「キセキ」
透明な瞳の奥 迷わず広がる波紋に
ゆっくり 飲み込まれてゆく感覚

答えのない答えを 探してた
四角く形取った 指の中に
それぞれの明日を 重ねてる

わたしの声 あなたの声
織り交ぜて打ち上げた
キラリ 弾けた光達が 微笑みかけてる

私はもっと 彼方へずっと
羽ばたくための翼
あなたがくれた 勇気の歌声

一段飛ばし 駆け上がる気持ち
知らない世界の景色を 早く
絡まる足ほどいて 走り続けた

息を切らし 辿り着いた場所
出会った 幾つもの星が
気付かせてくれた 輝ける座標

憧れが 近づいて来るたびに
わからないが 増え続ける パラドックス
ありのまま 映し出すステージ

わたしの音 あなたの音
重ねて 今を紡ぐ
聞いて まだ見ぬ丘を越えて こだまするメロディ

私はもっと 彼方へずっと
テンポ揃えて進む
両手に温もり 感じて

アノカナタリウム
未来を照らす 満点の夢空
手の届きそうな距離 たなびくイマージュ
まだ終わらない まだ止まらない

伝えたいんだ
「大好き」と「ありがとう」を音にのせて

こぼれるくらい 愛しさとか
混ぜこぜに 詰め込んで

わたしの声 あなたの声
織り交ぜて打ち上げた
キラリ 弾けた光達は 約束の音符(ノート)

みんなじゃなきゃ みんなとがいい
エンドロールがなくたって
この絆を 永遠に続けよう

ずっと一緒だよ
今までじゃなく これからの唄
はじまりの鐘 カナタへ響け
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