サキュバス

夜ごと悪夢が降りてくる 死の天使のように
この胸の上にうずくまり しわがれた声で囁く

Nothing more Forever more Never more

ベッドのそばに君が立つ 怖いほど優雅な手で
鍵かけた記憶こじ開けて 苦しい恋を掘り起こす

あぁ どんなにこの身を焦がしても
手に入らないものがある
子供のように両手を伸ばし
欲しい欲しいと泣き叫んだね
この世で一番愛したその身体
この世で一番憎んだその笑顔

終わらせたのは君だろう
どうして消えてくれないの
何故ここに戻って笑ってる
何事もなかったように

Nothing more Forever more Never more

あぁ どこにも行けないことくらい
言われなくても知ってるさ
時間はどんどん過ぎてくけど 心は必ずあそこに戻る
全てを一度で燃やしたあの夜に
全てが一度に崩れたあの夜に

だから今宵も舞い降りる 黒い翼の亡者
耳塞ぐ指の隙間から 絶望の歌を流し込む

あぁ どんなにこの身を焦がしても
手に入らないものがある
子供のように両手を伸ばし
欲しい欲しいと泣き叫んだね
この世で一番愛したその身体
この世で一番憎んだその笑顔

Nothing more Forever more Never more
Never never never more
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