404号室

乏しい愛に
身を預けて喘ぐ君
手を結んで
二人で深く落ちてこう

目を塞いで口を噤んでは
消えていく感情も
もうどうとなってもいい
重ねた分だけ増えた愛と罪が
ほらもうすぐそばまで
きてるから

忘れないで
君と僕の繋がりも全部
目を背けても消えることはないから
声を聞かせてよ
ずるい君はきっと
甘えてくるだろうけど

汚い手で
今も僕に触れる君
嘘つかないで
君と会えたらいいのにな

変わらぬ心
すれ違う思いも
僕だけの特別だ
もう会えないと
君が言うなら
わかったよ
共に朽ちよう

恐れないで
純粋な気持ちで愛してる
そこに嘘は一つもないから
喉を裂いて言うよ
ずるい君はきっと
答えてくれないけど

声を聞かせてよ
ずるい君はきっと
ずるい君はきっと
きっと
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