なすがままに

綴れ織りまるで蜘蛛の巣
もつれ合い絡み 固く結ばれる絆

心の痛み 指のささくれ
蛇が皮を脱ぐように 時が来れば切れる鎖

ただなすがままに あるがままいられたら
どんなにいいことだろう

ふいごは踏まれ 炎が凪に立ち
焼きが入れられ 磨かれる刃のように

ここまで来たが 振り返ればそこには
思い出という亡霊たち まとわりつき誘い惑わす

でも ただなすがままに あるがままいられたら
どんなにいいことだろう

昨日を忘れ 今日を忘れ 執着を忘れ去り
忘れることさえ
忘れてしまえば

今 ただなすがままに あるがままいられたら
どんなにいいことだろう

ただなすがままに あるがままいられたら
どんなにいいことだろう
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