七化けブギ

一(ひと)め惚(ぼ)れして 二度三度
口説(くど)いてみても 無駄なこと
ばったり逢ったと 隠しても
待ち撫せしたのは お見通し
ブギウギ うきうき…おあいにく
花の振袖 町娘
七化(ななば)けお仙の七変化 七変化

四の五の言わずに とっといて
闇に小判の 雨が降る
あれが噂の 白波(しらなみ)か
指をさす間に 早変わり
ブギウギ うきうき…艶(あで)やかに
花の吉原 花魁(おいらん)は
七化けお仙の当たり役 当たり役

六でなしでも あの人は
わたしが心底 惚れた人
七屋通いも なんのその
年貢おさめて 恋女房
ブギウギ うきうき…気質(かたぎ)だね
どんでん返しの人生さ
七化けお仙はいい女 いい女
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