望郷本線

ふるさと行きの 最終列車に
震える心で 飛び乗った俺を
流れる夜空が 吸い込んでゆく
望郷本線 祈る気持ちで
握るこぶしに 汗がにじんでる

思い出残る あの日のホーム
「枕木ならべて人の道を行け」
振り切るこの手を つかんだままで…
忘れはしないさ あなたの言葉
遠く彷徨う(さまよう) 窓に流れ星

こんなに早く 旅路についたの
どうして待ってて くれなかったのか
ささやきかけたら 目を覚ましそう
望郷本線 天までとどけ
光るレールに 涙ひとしずく
×