僕にもできること

午前二時 眠れず真夜中に
思い出す いつかのあのヒーローを
真似ておどけた日 空も飛べてた夏
答えならハッキリ分かっていたのに
ひとつずつ 少しずつ どこかに落としてしまったみたい

背伸びして出来るだけ誰より早く
なりたかった憧れの大人になれてるかな?
ねぇ一体どう思う?
二歩下がっての繰り返し 誰かに譲って損してばかり
なんだか君にも会わなくなっちゃったな

涙こぼれないんじゃなくて
本気じゃない自分に甘えてたんだ
だけどこのままじゃ何も誇れやしないから
少し呼吸整えたら歩きだそう

戸惑いながら見失いながら 誰もが悩んで迷って今日も生きていく
ズルいこともすれば 忘れちゃうこともあるし
上手くいくことなんて時々

例えば誰かが手にしてるような 特別な何か今まだ見つからずにいたって
探してもがいた日々があるから人は誰かに優しくなれるのかも
きっと明日も

一歩踏み出した
はたからみればちっぽけで吹けば飛んでいきそうな生まれたばかりの勇気

無くさないように はぐれないように
腕の中今抱き締めた

涙あふれてしまうのは
別に弱くなったからじゃないんだ
胸が痛むのは目をそらさずにいるから
気付けたなら走り出そう
振り返っても止まらないように

何が良くて何が悪いって 答えなんてまだ出るハズなくて
繰り返すその向こうにぼんやり浮かびだす未来に
問いかけられても行かなきゃ分かんない
まわり道しなきゃ気付けなかったのかも知れない

時に誰かが同じように いつか何かに悩んで迷って躓いていたなら
隣で肩を貸し話をさせてほしい
上手くいくことだって時々

この先どこまで探し続けても 特別な何かなかなか見つからずにいたって
求めてたどった日々が気が付けばいつか誰かを優しくしてるのかも
きっと明日も
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