アネモネの根

土の中で孤独の中で根を伸ばして彷徨ってる
どんな日も貴方は上を向いてる

土の中で孤独の中で手を伸ばして足宛いている
どんな日も欠かさず水をやろう
永遠より美しき瞬間のその為に

あーもうダメだ もう止めだ もう打つ手がないって
言うにゃきっと浅すぎるぜ どの花の根と比べても
こうじゃなきゃ こうしなきゃ そんなの全然ないって
やっと気付いたんだ

ねえ
いつの間にか張っていたこの根を誰が抜けると言うのでしょう
真っ白な大きな花が咲く為に
深く 今は深く
答はいつだってイエスかノー
こうなりゃ止まるか進むかそれだけよ
いつか絵に描いた理想と少し違おうとも
護るべきモノを間違えなけりゃきっといいのだ

歩いてみても止まってみても
目を開いても閉じてみても
時間の速度は同じなのさ
さて君に追いつくまであと何万km?

もーああでもない こうでもないならもうどうすりゃいいって
喚いてもいい時もあるぜって誰か僕の背を摩ってよ
こうじゃなきゃ こうしなきゃ そんなの響かないって
やっと気付いたよ
やっと思い出せたよ

いつの間にか張っていたこの根と大事な人の手は離さぬよう

ねえ
いつの間にか張っていたこの根を誰が抜けると言うのでしょう
真っ赤な大きな花が咲く為に
深く 今はもっと深く
少し淀んだこの両眼を凝らして見つけ出せたから
進む方角を例え間違おうとも
愛すべき人を間違えなけれりゃきっといいのだ
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