青空と狂気

なんだか今日は妙な気分だな
やけに言葉が 突き刺さる
冥王星から まっさかさまに
落ちてきた ツララのようだ

奇妙な模様のついた猫が
私の前 横切ってゆく
追いかけても 追いかけても
追いつかない 私はノロマ

液体の海の中
身動きが 取りづらい
燃える氷 道しるべ
行き止まり 通れない

サディスティックなあなたの
熱情に溶かされたい
このおかしな衝動よ
宇宙へと舞い上がりたまえ

結局のところ あの人とは
斥力で 反発し合う
近づいても 近づいても
離れていく 私のカルマ

この惑星で この身体
単なる熱の個体
冷たい炎 待ちぼうけ
憤り 隠せない

マゾヒスティックな私の
憤激5秒前から
湧き上がる ボレロのリズム
宇宙へと躍び上がりたまえ

気が滅入るほど 明るい
なのに太陽が遠い
誰でも軌道に乗りたい
まだ見当たらない

あまのじゃくなあの人が
登り坂 下ってゆく
まさか氷の火山が
噴き出すなんて ララララ

もう一層のことなら
46億年
カルデラで眠っていたい
ニューホライズンズ 見つけないで
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