泡沫の夢

いつの日か笑顔でまた会えますように

蝉時雨 赤い夕陽
変わらない街並み
遠くに鳴る囃子の音に
少し胸が痛む

くだらない事ばかり話してさ
手を繋ぎ歩いたこの道も
目を閉じれば隣で君が
笑ってくれてるようで

ひらり揺れる鬼灯の花
風に抱かれ憂い
ゆらり揺れる線香花火
どうかあと少しだけ...

「ありがとう」微笑む君
真っ白な病室
ねえ、神様 どんなに願っても
時はうつろいゆく

君が好きだったあの星座
今ごろどこかで見てるかな
会えなくても君への想いは
ずっと変わらないまま

ほろり伝う大粒涙
月夜に照らされて
ふわり揺れる水面に写る
星に願いを込める

季節巡り来年もまた
過ごした時間幸せでした

ひらり揺れる鬼灯の花
風に抱かれ憂い
ゆらり揺れる線香花火
どうかあと少しだけ...
君のそばにいさせて
深い眠りの中で
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