大疫病の年に

こどもらは みな
ひかり あふれて
ざわめく つどいに
おくれてきたもの

なにも なにも なにも
欠けのない しあわせ
だれかの 歌が
きこえてくる

いつの日か
もどってゆけたら

人のいない街
よごれたゆび
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