イチについて

不安と期待混ざり合って 曇りがかった表情で
なんとなく日々を塗りつぶしていた
ヒーローも先生も結局は 大人になりすましていて
いつだって僕ら「理由」を欲しがっていた

一切合切飲み干して 涙のストックは正の字
呼吸、瞼の裏も全部忘れないで

何処まで走っても未だ見つからないまま
それでも紡いだ軌跡は嘘偽りない
桜舞う頃にひとつだけ伝えるとすれば
あなたに春が訪れますように

ホコリかぶった未来像は
笑えてしまうほどに純粋で
どうしてこんなに胸が痛くなるんだろう?

躊躇しないで飛び込んで
ダメ元でいいさやったもん勝ち
「夢中」はきっと何処の誰も 敵わないから

手繰り寄せようともいつか離れてしまうかな
あの日の指切りまだ僕は覚えているよ
桜舞う頃にひとつだけ伝えるとすれば
あなたに愛が見つかりますように

このままじゃ終われない
何度ふりだしに戻されても 手を伸ばせば

何処まで走っても未だ見つからないまま
それでも紡いだ軌跡は嘘偽りない
桜舞う頃にひとつだけ伝えるとすれば あなたに春が訪れますように
あなたに愛が見つかりますように
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