アザヤカナ

積み上げた理想から遠ざかる様に
沈んでも浮き上がる迷いは

何かを得るために何かを失ったこと
いつか報われるはずだと信じて生きてきたけど
流れ出した後悔と自責にまみれては
輝いて見えた理由さえもいつかは
失ってしまうのだろうか

消えない自己否定の毎日が
選べない生き方を描いた
取り留めの無い事で全て疑って
鮮やかな今が褪せてしまう
もう一度すら願えないよ 憂鬱は半生
転げ落ちる日々の中

何処でなら
悲しまずにいられるだろう
繋ぎ止めようなんて無意味だった
逃げる事ばかり考えている

自分が何者であるのか
探すほどに見失い続けた
褪せた景色をぼんやりと眺めて思い出す鮮やかさ
喪失を連続して形成されたその心はもはや透明で
それを果たして心と呼ぶことは正しいのだろうか

拭えない後悔引き擦って
終われない過ちを抱えた
しがらみに塗れていく
この身体流れる偽り

慟哭より喪失
明日別れたる幻想
かすかに呼ぶ声はもう聞こえないと嘯いた昨日

一番正しいものが何か
誰がより選ばれてるか
そんな事ばかりを気にしていた
心は濁っていく
死んだような生活を何度も巡った
報われない願望すら
手放せないでいて
そうして気付かない振りをしてきた

もう何一つ報われない
不確かにしか捉えられない
孤独が陰りを見せる

喪失は選べない動機
喪失は救えない未来
喪失こそが確かな…

消えない自己否定の毎日が
選べない生き方を描いた
取り留めの無い事で全て疑って
鮮やかな今が褪せてしまう
もう一度すら願えないよ 戻らない
憂鬱が肩を叩いた
今も 見つからない証明すら
手放せないでいて
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