とわねな夜

君に魅力がなくて
手を出せなかったんじゃなくて
君に魅力がありすぎたから
手を出せなかったんだ

君の魅力に溺れ
僕は涙の夜明け
まさか二度とないとわね
二度とないとわね…

見つめるが手は出さず 君を守り続ける
だってのにズルい君は 僕の心くすねる
付き合ってる? いや、付き合ってない
失うの怖いから 向き合ってない
ただ綺麗すぎる君にビビりただ過ぎる日々
なのに突然「旅行行こう」はどういう意味?
全く分からないぜ そんな女心
彼女と行くのは さてどんな所?

1泊20万もする 高級旅館で
君の浴衣姿を見て 呼吸困難
温泉に立ち込める蒸気は異常に
君を美しく魅せる さらに理想に
抱き締めたいのに「アナタは紳士」なんて
言われたら手も出せず端から瀕死
でも天使と悪魔の悪魔がうるさい
大切に思うから紳士的な振る舞い

ほろ酔いで添い寝 彼女寝ちまったとうとう
寝顔見て妄想 お待ちかねどうぞ!!
上四方固、たて四方固はまさかの君から
「じっとしててアナタ」 動かないでいいから
ガチガチのカテナチオ 守備だけじゃ勝てないぞ
防戦一方 じゃダメ 当然いっとく
織姫と彦星 カウパーとバルトリン
ついに君にログインするパスワード合う時

「ガチン!」と鍵が開いて カチンコな鎮魂で
ガチンコで勝負 まだ飽きんぞ 足りんぞ
右往左往する 右脳左脳
奪われた心 今 結ばれた所
絞め技が決め技 天国に行けたな
朝日浴びて目覚める いい夢が見れたな
コレが夢だなんて 僕は信じてないさ

教えてくれ神様 紳士ってなんだ?

君に魅力がなくて
手を出せなかったんじゃなくて
君に魅力がありすぎたから
手を出せなかったんだ

君の魅力に溺れ
僕は涙の夜明け
まさか二度とないとわね
二度とないとわね…

その舐めるような眼差し いつも変わらないけど
過剰な紳士風が 素なのか分からない
たまに覗く野生心嫌いじゃないけど
奥手過ぎても未来がない
「旅好き!」から あなた「行こう!いつ行く?」に展開
「行こう」と言ってないけど もう出来ない弁解
とはいえ少し期待して待ってたの
新しい派手めな下着 もう買ってたの

初めてこんな高級旅館
浴衣着たらあなた鼻息まで呼吸困難
「貴方、紳士ね」でもヤラシイ目
バレバレなところも カワイイね
湯船で近づく距離 匂い
上がれば布団の方に for me
酔ったフリ 眠いフリで様子見
早く来て 紳士的かつ強引に上手に

あれあれ なぜなぜ イビキ聞こえた
ゴソゴソ モゾモゾ とまさか寝言シモネタ
あーなんで先寝るの 冷めてくる…
あーなんで連れてきたの 萎えてくる…
実は楽しみで盛り上がってた会うたび
期待しすぎてた私一人恥ずかしい
何が紳士!? 守りたいの?怖い!分からないっ!!
紳士と淑女 夢見てた私バカみたいっ!!

君に魅力がなくて
手を出せなかったんじゃなくて
君に魅力がありすぎたから
手を出せなかったんだ

君の魅力に溺れ
僕は涙の夜明け
まさか二度とないとわね
二度とないとわね…
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