島々清しゃ

島々清(しまじまかい)しゃや 「清しゃぬ」
城(ぐしく)に御願所(うがんじゅ)よ
前の田んぼによ 夕陽赤く燃えてよ
「サーユイヤサー」
畑(はる)で草焼く白い煙の 煙の清しゃよ

村々清しゃや 「清しゃぬ」
福木(ふくぎ)に石垣よ
皆待ってたよ 夏の祭りすんでよ
「サーユイヤサー」
通(かよ)た道々(みちみち) 香(かば)しゃ九年母(くにぶ)の
九年母の清しゃよ

白浜清しゃや 「清しゃぬ」
朝凪夕凪(あさどぅりゆうどぅり)よ
潮は満潮よ 磯で千鳥啼いてよ 「サーユイヤサー」
帰るサバニを招くアダンの アダンの清しゃよ

みやらび清しゃや 「清しゃぬ」
紺地(くんじ)にミンサーよ
もつれもつれたよ 細い恋の糸によ
「サーユイヤサー」
ホロリ落した あつい涙(みなだ)の 涙の清しゃよ
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